7月のテーマ「危機の中での思いやり」

Jivamukti Yoga

今月のJivamukti Yogaのテーマは「危機の中での思いやり」
バガヴァット・ギータ 第2章15節より

yaṁ hi na vyathayantyete ヤン.  ヒ  ナ ヴィヤタヤンティエーテー      puruṣhaṁ puruṣharṣhabhaプルシャン  プルシャルシャバ   

sama-duḥkha-sukhaṁ dhīraṁサマ. ドゥフカ スカン  ディーラン        so ’mṛitatvāya kalpateソー  ムリタットヴァーヤ  カルパテー

これらの接触に悩まされない人、苦楽を等しく見る賢者、
アルジュナよ、彼は不死となるにふさわしい。

yam = yad (関係代名詞)の男性単数対格 ☆下記sasをうける関係代名詞
hi = なぜならば,〜のために,真に,確かに,実に
na = 〜でない
vyathayanti = [それらが]揺れさせる,迷わせる,不安にする,苦しめる,悩ます、怒らせる、苦痛を与える
ete = これらが(物質との接触が)
puruṣam = 人,人間,霊魂,個人の本体,普遍的霊魂,最高精神
puruṣarṣabha = 優れた人よ、王よ。
※一般にアルジュナを指すが、状況を報告するサンジャヤから、ドリタラーシュトラ王への呼びかけともとれる
sama = 等しく,同様に,同じように
duḥkha = 不安,心配,苦痛,悲しみ,悲哀,困難,苦しみ
sukham = 安楽,歓喜,幸福,享楽,繁栄,成功
→samaduḥkhasukham = 苦楽を等しく見る、幸・不幸を平等視する
dhīram = 賢明な、思慮のある、賢い、博学の、利口な
sas = これは、あれは、彼は
amṛtatvāya = 不死に;不滅者の世界に、天界に;最終的な解脱に
kalpate = 彼は値する、彼は適する、彼は相応する;彼は加わる;彼はなる

The person who is not disturbed by happiness and distress and is steady in both is certainly eligible for liberation

Jivamukti Yoga focus of the month

幸福と苦痛に邪魔されず、その両方で安定している人は確かに解放(悟り)の資格があります。

Akino
Akino

今月は創始者のSharon Gannon氏によって書かれています。やっぱり日本語と英語や翻訳する人によって解釈が違いますが・・・

バガヴァット・ギータはヨーガスートラを元に作られた、ストーリー調のヨガの教えです。って言っても読み解くのは難しいんですが・・・。

物語の中では私たちはアルジュナだと思って読むとわかりやすいかなー。アルジュナは主人公で戦士です。

Sharon Ganon 氏のコメント一部抜粋

この物質界のすべてが変化します。私たちが望むように常に変化するわけではありませんが、ヨギとして、この激動の中でも安定しさらに喜びさえする方法を学びます。

幸福は私たちの本当の性質であり、不幸であることは私たちの本当の性質を否定し、
代わりに無知(avidya)でいることを選択します。
avidya アヴィディア
私たちの一時的な身体/心、私たちが本当は誰であるかについて誤った識別をします。
この観点から見ると、不幸になる正当な理由は決してありません。
シャムダスが言ったように、「私たちの最大の富は、私たちが本当は誰であるかを思い出させることです。」
永遠の自分と神とのつながりを発見することが私たちの人生の目的です。

思いやりは悟りをもたらします。自己のカプセル化された(身体や心)小さな自己の限界を超えて見ます。

では思いやりとは何でしょうか?同情や共感と同じでしょうか?

いいえ。同情は誰かが苦しんでいることを認識することです。

共感は、他人の痛みを認識するだけでなく、あなたに起こっているかのように感じることでもあります。

思いやりのある人は、他の誰かが苦しんでいることを認識し、その痛みを感じますが、それを軽減する方法を見つけることに専念し、他の人の苦しみを和らげると、自分の苦しみも軽減することを理解しています。

ヨガの実践は、思いやりの発達を助け、思いやりによって他者の幻想とその極性から生じるすべての偏見を解消するように設計されています。

人が思いやりを実践するにつれて、実践としてそれを上手く利用し、その結果、謙虚になり、利己的な自我の懸念から離れる方向に成長します。

謙虚であることは、地球に近く、気取らず、奉仕することを期待するのではなく、奉仕するために草の葉のように曲がることです。

自我の要求を手放すことは可能ですが、それには練習が必要です

ヨガの性質は、利己的というよりは、しもべであるということ、つまり他人や神にとっての性質の1つです。

しもべとして、あなたは自分の行動の結果を制御することに関係なく、最善を尽くします。あなたは最善を尽くし、残りを神に任せます。つまり、利己的な動機なしに行動し、結果を操作しようとします。

これには、非愛着であるviragyaヴィアラギア(手放すこと)が含まれます。バガヴァッドギーターは、アクションの完璧さとしてヨガについて語っています。

危機的状況で完璧に行動したい場合、怒り、悲しみ、非難などの否定的な感情を行動の動機とすることはできません。行動を起こすと、不完全で将来の苦しみにつながるからです。

危機のこの時期に、他人の苦しみに思いやりと謙虚さをもって対応し、無私の態度で行動しているすべての人は、ヨガに近づいています。

Jivamukti Yoga focus of the month July より

Akino
Akino

今月はとても深いシャロンからのメッセージです。全てを載せているわけではないので、もっと深く知りたい方はJivaのサイトへ♡

もっと深く記載されています。

最近Googleの翻訳機能のレベルが格段にあがっているので、自動翻訳でもある程度は理解できます。

今月はすごく考えさせられるテーマです。

本当の意味で「思いやること」がいかに難しいか。

私も実践中ですが、やっぱり難しいー。

だけど少しずつでもまずは身近な大切な誰か一人にでも、もしくは本当に困っている誰かの為に何ができるか考えてみるところからでもいいかもー。急に全部は無理なので☺そうすると自分がすべきことが見えてくると思います。誰かの意見ではなく自分で行動することが大事だなーと。

まだまだ危機的状況が続いてるけど・・・というか続きます。

コロナだけではなく、これから数年、数十年にわたりかなり揺さぶられる星回りになっているみたいなので、だけど何か新しいものが生まれるときは痛みが伴う。さなぎから蝶になるようなそんな時期を生きていると思って・・・☺

思いやること
(著)ダライ・ラマ14世

今月はダライラマの「思いやること」で深めたいなと思います。

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