インテグラル・ヨーガ / パタンジャリのヨーガ・スートラ
ヨガをしている方なら一度はヨーガ・スートラという言葉を聞いたことがあるかと思います。
”スートラ”とは、紙のない時代に、葉っぱに教えを簡潔に記し、その束に糸を通して冊子にするための”糸”のこと。厳密には”縦糸”のことで、日本では「経」と訳されています。地球儀でも経線は縦の線であるように「経」は縦に貫く糸のこと。仏教のお経もこれが語源となっています。
ヨーガ・スートラって誰が作ったの?インテグラル・ヨーガ?って?
ヨーガ・スートラは2~3世紀(諸説あり)に実在したといわれている謎の人物パタンジャリにより編成された本で、現存する最古のヨガの教本となります。
196の短い詩のようなもので簡潔に構成されており、その一つ一つが濃厚でいろんな解釈ができたりするものもあります。
現在の形になったのは4~5世紀だといわれています。
その中でも有名なのが、スワミサッチダーナンダ氏の書いた「インテグラル・ヨーガ」です。
インテグラル・ヨーガはヨーガ・スートラの詩の内容をわかりやすく書いてくれています。
※まったく理解できない部分もありますが・・・
どんな本なの??
この本には生きている中でいい事も悪い事も起こるそんな時にどう対応していくのか、「より良く快適に生きる為の術」がかかれています。
ただ翻訳される過程で翻訳者の考えや思想が入っているので読む本により微妙にニュアンスが違ってきたりするので、翻訳者が違うヨーガ・スートラを最低3冊は読むように言われたことがあるほどです。
残念ながら日本にはそんなに多く翻訳されていないので英語がわかる方はこちらがすごくわかりやすいのでお勧めです。
パタンジャリ氏→ スワミサッチダーナンダ氏→ 翻訳者→ 読者
私たちが読む前に上記のようにいろんな人を介しているので、個々の解釈でいろんな捉え方があるかもしれませんね。
私もまだまだ理解できない部分もいっぱいありますが、実践を伴うにつれて理解が深まる本になっています。
言い換えれば、実践をしなければ理解できない内容がたくさんあります。
これは一般の小説のように、一度目を通しただけで投げ捨ててしまうような本ではない。
また、大量の議論や哲学によって心を満たす学術書でもない。
これは実用的なハンドブックなのだ。
インテグラル・ヨーガ より by スワミ・サッチダーナンダ
少し理解が難しかったり、宗教的な部分もありますが、どこにいても誰でも実践できるように明確に記載されているのでお勧めです!
気になった方は是非読んでみてください。
そして実践してみてください。
ほかの記事では中身についても少し触れていきます。主観的にはなりますがよければ参考にしながら読んでください。
4つの章からなるヨーガ・スートラ
4つの章でそれぞれの章は約50節から構成されています。それぞれの章の内容については別途書いていきます。
コメント
[…] パタンジャリのヨーガ・スートラ 第2章46節より […]